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ヤーミン・チーパオ の シルクロード 

  会社辞めた組夫婦のユーラシア横断滞在記

『葡萄棚の下で昼寝』
う~ん、なんとも魅力的なフレーズ。

その日、志保と二人で葡萄農家を訪ねた。
この葡萄農家に行くのは2回目だ。1回目はトルファン郊外の遺跡をまわるツアーに参加した時だった。そのツアーでは、ドライバーの知人の家で昼食を取る約束になっていた。
うる覚えの記憶を頼りに、公共バスと徒歩でこの葡萄農家を探した。歩くこと15分、迷うことなく目的の葡萄農家に着いた。葡萄棚の下は日陰で風通しもいい。この時期、日中39度ぐらいになるトルファンで、この葡萄棚の下はとても涼しく快適だ。さらに、ここの子供がめちゃかわいい。やから、初めて来た時、間髪入れずにお気に入りに登録しといた。

着いた時、次女と三女が門の前にいた。二人とも覚えててくれたみたいで、ニコッとしてくれた。三女は恥ずかしそうにして急いで家の中に走っていった。お父さんとお手伝いのお姉さんが出てきて、「あれっ?二人だけできたの?」とびっくりしたように言った。きっと外国人がいきなり訪れたりはしないのだろうな。

また葡萄棚の下でご飯を食べ、そしてお父さんとよくしゃべった。ウイグル人なので筆談ができないが、中国語、英語、身振り、手振りでいっぱいしゃべった。がんばればなんとか通じるものだな。よしよし。

ちょっと疲れてきたなと思ったその時、「そんなにおしゃべりばかりしないで二人を寝かせてあげなさい。」と、お母さんが言った。おぅ、なんて気が利くお母さんなんだ。さらにお母さんは枕を二つ持ってきてくれた。あぁ、感激!ありがとう、おっかさん。葡萄棚の下で昼寝。夢のひととき。葡萄のトンネルを吹き抜ける風が気持ちいい。

1時間ほど眠ったかな。起きると、お父さんが杏(アンズ)を取りに言って来いと言う。次女と近所の子と3人で出かけた。志保は留守番だ。次女は13歳。近所の子は10歳ぐらい。ふたりとも姉妹のように仲良しこよし。それとふたりとも美人だ。ふたりの名前を聞いたが発音が難し過ぎてわからない。照れながら教えてくれたのにごめん。
葡萄畑の中に杏の木がいくつかある。おぅあるある。オレンジ色の実がたくさんなってる。手を伸ばして1つ採って食べてみた。甘い。すももに似てる。女の子二人は早速木に手をかけ、あっという間に上の方まで登っていって、杏を採り始めた。「ん、これはおれも登って採るべきか?」と思ったが、女の子が上から採った実を投げてくれるのでそれを受け取る。あと揺れて落ちてきたのを拾う。あれ???なんかおかしい。出発したときは、「お兄さんがぱぱぱぱぱといっぱい採ってやるぜい」ってはずやったのに。。。

かれこれ5時間ほどいたかな。ここで作った干葡萄を買って帰ることにした。家族と近所の子がみんな手を振って見送ってくれた。
あたたかくてかわいい干葡萄一家だった。この旅で一番心安らぐ一日をありがとう。ウルルン滞在記ミニだな。あと1週間いれば確実に号泣だったろう。

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久々に日本語が打てるので、張り切って長文を書いてしまいました。最後まで読んで下さってどうもありがとうございます。
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  • Author: 辰巳雅敏
辰巳雅敏

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